誘意性

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誘意性とは、目標を達成した結果に対して得られる魅力の度合いを意味します。

期待理論においては、モチベーションは、期待値、道具性、誘意性の3つの要素から構成されます。

期待値:目標を達成する確率
道具性:目標達成によって得られる成果
誘意性:成果の魅力
誘意性が高ければ、目標を達成するために努力する意欲が高まります。

例えば、昇進を目指して働いている人がいるとします。昇進を達成することで、より高い給与や責任ある仕事を得られる可能性があります。この場合、昇進の成果は魅力的であるため、誘意性は高くなります。

逆に、昇進を達成しても、給与や責任ある仕事に大きな変化がない場合は、誘意性は低くなります。そのため、昇進を目指して働く意欲は低くなるでしょう。

誘意性は、個人の価値観や目標によって異なります。例えば、お金が大好きな人にとっては、給与の増加は魅力的な成果です。一方、社会貢献をしたいと思っている人にとっては、世の中に役立つ仕事ができることが魅力的な成果となります。

企業がモチベーションを高めるためには、社員の誘意性を高めることが重要です。そのためには、社員の価値観や目標を理解し、それに沿った成果を提供することが大切です。

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