青木まりこ現象とは、書店に足を運んだ際に突如こみあげる便意のこと

今月の注目記事
みんなが知りたい!心理学用語ランキング ちょっと 口癖 プルースト効果とは

青木まりこ現象とは

青木まりこ現象とは、書店に足を運んだ際に突如こみあげる便意のことを指します。

この現象は、1985年に発行された雑誌『本の雑誌 40号』(本の雑誌社)に、青木まりこさん(ペンネーム)が「本屋へ行くと便意を催す」という趣旨の内容を投稿したことから、「青木まりこ現象」と呼ばれるようになりました。

原因

青木まりこ現象の原因は完全には解明されていませんが、主に以下の説が考えられています。

  • 本のインクに含まれる化学物質: 本のインクのにおいに含まれる化学物質が、脳になんらかの作用をはたらかせ、便意をもよおしたくなるという説。
  • プレッシャーなど精神的なもの: 書店という場所で本を選ぶプレッシャーや、周囲の目を気にすることなどが原因で、交感神経が活性化し、腸の動きが活発になるという説。
  • 条件反射: 過去に本屋でトイレに行きたくなった経験があると、その経験を体が覚えていて、条件反射となって自然に同じ現象が起こるという説。
  • 本屋=リラックス: 本屋はリラックスできる空間であり、副交感神経が優位になると、腸の動きが活発になるという説。

調査結果

2023年に行われた調査では、新建材や本の装丁に使われている化学物質が、青木まりこ現象を引き起こす原因と考えられることが判明しました。

調査では、これらの化学物質を抽出してマウスに投与したところ、排便の回数や量が増加していたため、生理学的に匂いによって本屋さんでトイレに行きたくなる傾向があることが分かったそうです。

その他

  • 2012年にはテレビ番組「THEクイズ神」(2012年6月29日放送、TBSテレビ)で、「本屋に長時間いると便意を催す現象を1985年にこの現象について雑誌に投稿した女性の名前から一般になんという名前か」という問題が出題され、正解「青木まりこ現象」と答えたのは20人中10人でした。
  • 青木まりこ現象は、医学的には解明されていないものの、多くの人が経験する共通の現象として、書店業界や本好きの間で話題になっています。

参考