心理テストとは、個人の心理状態や特性を測定するために用いられる手法

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心理テストとは、個人の心理状態や特性を測定するために用いられる手法です。標準化された手続きで、特定の課題に対する回答反応を量的に測定あるいは質的に記述し、心理的概念として分析、解釈します。

心理テストは、その測定する対象や目的によって、大きく以下の4つの分類に分けられます。

  • パーソナリティ検査:性格や気質、価値観などの個人の心理特性を測定する検査です。
  • 知能検査:知能や学習能力などの個人の認知能力を測定する検査です。
  • 適性検査:職業適性や学業適性などの個人の適性や能力を測定する検査です。
  • 学力検査(アチーブメントテスト):特定の教科や分野における学力や習熟度を測定する検査です。

心理テストは、医療や教育、産業、マーケティングなど、さまざまな分野で活用されています。

医療分野では、精神疾患の診断や治療、リハビリテーションなどに用いられます。
教育分野では、学力や適性などの把握、指導やカウンセリングなどに用いられます。
産業分野では、採用や配置、人材育成などに用いられます。
マーケティング分野では、消費者の心理や行動を理解するために用いられます。

心理テストは、その信頼性や妥当性が高いものであれば、個人の心理状態や特性を正確に把握するのに役立ちます。しかし、心理テストはあくまでも一つのツールであり、それを用いた評価結果は、あくまでも参考程度に留めておく必要があります。

近年では、インターネットや雑誌などで、簡易的な心理テストを目にすることが多くなりました。これらの心理テストは、娯楽や興味本位で気軽に受けられるものが多いため、その結果を過信しないように注意が必要です。

参考URL:
心理テストって、どういうテスト? | 心理を学ぶ文部科学省後援「こころ検定」