フォーカシング

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フォーカシングとは、自分の内側に意識を向け、まだ言葉にならないような感覚や感覚に焦点を当て、その感覚に名前を付けていくという心理療法です。

フォーカシングの創始者であるユージン・ジェンドリンは、人間は誰でも、自分の内側に「焦点」と呼ばれるものを持っていると考えました。焦点とは、まだ言葉にならないような、からだで感じられる微妙な感覚や感覚です。フォーカシングでは、この焦点に意識を向け、その感覚に名前を付けることで、自分の内側の声を聴き、心の声に耳を傾けていきます。

フォーカシングの具体的なやり方は、以下のとおりです。

深呼吸をしながら心を落ち着けて、静かに自分の体の中心部分(お腹)にぼんやりと注意を向ける。
自分が「気になっている感覚」を、自然と感じられるのを待つ。
その感覚にちょうど当てはまる言葉を探してみて、その言葉が本当に適切な言葉であるのかを確かめる。
フォーカシングは、自分自身をより深く理解し、心の声に耳を傾けるための方法です。自分の内側に意識を向けることで、自分の本当の欲求や願いに気づき、生き方や考え方をより良い方向に変えていくことができます。

フォーカシングは、心理療法としてだけでなく、日常生活でも活用することができます。例えば、仕事や人間関係で悩んでいるとき、自分の内側に意識を向けることで、問題の本質を理解し、解決策を見つけやすくなります。また、創作活動をするときや、何か新しいことを始めるときにも、フォーカシングを活用することで、自分の内側から湧き出るアイデアを活かすことができるでしょう。

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