フェルトセンス

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フェルトセンスは、エリック・ジェンドリンが提唱した体験過程理論の概念です。

「何らかの意味を含んだ身体感覚」と定義されます。

具体的には、

言葉にできない感情や感覚
漠然とした気分や状態
何かを抱えているという感覚
などが、フェルトセンスとして現れます。

フェルトセンスは、私たちの日常生活の中で、常に存在しています。

ただ、忙しい日常の中で、私たちはフェルトセンスの上を通りすぎていってしまうのです。

フォーカシングでは、フェルトセンスに注意を向け、その意味や内容を探求することで、自己理解や問題解決を促します。

フェルトセンスの具体例としては、

胸が苦しい
お腹が重い
頭がモヤモヤする
力が抜けない
何かが足りない
何かがしたい
などが挙げられます。

フェルトセンスは、私たちの身体が、私たちの心の状態や、私たちが直面している課題を、言葉にできない形で伝えようとしているものです。

フェルトセンスに注意を向けることで、私たちは、自分の内面をより深く理解することができます。

https://holistic-com.co.jp/2017/07/07/focusing2/