間欠強化とは?
間欠強化(Intermittent Reinforcement)は、心理学や行動学において使用される用語で、特定の行動が報酬や強化を受ける頻度が一定ではないパターンを指します。つまり、報酬や強化が時折与えられることを意味します。
通常、間欠強化は連続強化(Continuous Reinforcement)と対比されます。連続強化では、対象の行動が毎回報酬や強化を受けることになりますが、間欠強化では一定の間隔やパターンで報酬や強化が与えられます。
間欠強化は、行動の継続や固定化に影響を与えることが知られています。特に、予測不可能な報酬や強化が行動に結び付いている場合、行動の強化効果が高まります。この予測不可能性が、人々を行動を続けさせる要因となります。
例えば、スロットマシンやギャンブルのようなゲームは、間欠強化の一例です。報酬(当たり)が予測できず、ランダムなタイミングで与えられるため、人々は引き続きギャンブルを続ける傾向があります。同様に、ソーシャルメディアの通知やメールの受信なども、間欠強化の要素を含んでいます。
間欠強化は、行動の継続性や中毒性の理解、教育やトレーニングの効果的な設計など、様々な分野で応用されています。しかし、予測不可能な報酬や強化が強調されるため、過度の使用や依存症のリスクにも注意が必要です。
https://it-counselor.net/psychology-terms/partial-reinforcement-effect