分裂気質とは、非社交的、静か、控えめ、まじめ、臆病、恥ずかしがり、敏感、神経質、興奮しやすい、従順、気立てよし、正直、無関心、鈍感、などの特徴がある性格です。
分裂気質は、ドイツの精神医学者エミール・クレッチマーによって提唱された、人間の性格を3つに分類する「クレッチマーの性格分類」の1つです。他の2つは、循環気質と粘着気質です。
分裂気質は、統合失調症の病前性格として知られています。統合失調症を発症した人の多くが、分裂気質の特徴を持っていたと言われています。
ただし、分裂気質を持つ人がすべて統合失調症を発症するわけではありません。分裂気質は、統合失調症の発症リスクを高める性格であると言えますが、必ず発症するわけではありません。
分裂気質の人は、対人関係が苦手で、孤独を感じやすい傾向があります。また、自分の感情をうまく表現できなかったり、周囲の人の感情を理解できなかったりすることもあります。
分裂気質の人は、自分の性格を理解し、適切な対処法を見つけることが大切です。対人関係に悩んでいる場合は、専門家に相談することも検討しましょう。