内言

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内言とは、声に出すことなく、自分の頭の中で用いる言葉です。特に社会的交渉の機能をそなえる外言と対比されます。

内言は、他人との意志伝達のためではなく、思考の用具として、自己の行動を抑制、統御、調整する機能をもつとされます。また発声までにいたらず、かつ目に見えないような微弱化された発語の運動をさすこともある。

内言は、幼児期に発達し、3~4歳頃から見られるようになってきます。その後、学齢期にかけて発達し、成人期には、思考や学習、問題解決に欠かせない重要な機能となっていきます。

内言の役割としては、以下のようなものが挙げられます。

思考の促進:内言は、思考の過程を明確にし、整理することで、思考を促進する役割を果たします。
自己制御:内言は、自分の行動をコントロールし、目標を達成するために役立ちます。
自己評価:内言は、自分の行動や結果を評価し、自己成長につなげるのに役立ちます。
内言は、人間の思考や行動に重要な役割を果たす機能です。内言をうまく活用することで、より効果的に思考や学習、問題解決を行うことができるでしょう。

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