終末効果(新近効果)とは、最後に与えられた情報や直前に与えられた情報が印象に残り、評価に影響を及ぼす現象のこと。 「新近性効果」「終末効果」とも呼ばれる。 より直近の新しい記憶の方が短期記憶に残りやすく、再生率が良い状態である。
終末効果は、初頭効果と対になる効果である。初頭効果とは、最初に与えられた情報が印象に残り、後の評価に影響を及ぼす現象のことである。
終末効果は、マーケティングや広告などにおいて活用されることが多い。例えば、テレビ番組の最後にCMを流す場合、CMの内容が印象に残りやすく、視聴者の購買意欲を高めることができる。また、面接においても、最後に印象の良い質問をすることで、応募者の評価を高めることができる。
終末効果を活用することで、情報の印象をより強くすることができる。しかし、終末効果は、情報の質や量によっては、必ずしも正確な判断につながるとは限らない。そのため、終末効果を活用する際には、注意が必要である。
終末効果を活用する際には、以下の点に注意するとよい。
最後に与える情報は、重要で印象に残りやすいものであること。
最後に与える情報は、初頭効果で与えられた情報と矛盾しないであること。
最後に与える情報は、情報の質や量に応じて、適切に調整すること。