性格の2次元

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性格の2次元とは、性格を2つの軸で表したモデルです。最も有名な性格の2次元モデルは、イギリスの心理学者であるレイモンド・キャッテルによって提唱された「大五因子モデル」です。このモデルでは、性格を「開放性」「調和性」「外向性」「誠実性」「神経症傾向」の5つの軸で表しています。

この5つの軸は、以下のとおりです。

開放性:新しい経験や刺激を求める傾向
調和性:他人と調和しようとする傾向
外向性:社交的・活動的な傾向
誠実性:正直・誠実な傾向
神経症傾向:不安・緊張の傾向
例えば、開放性が高い人は、新しいことに興味を持ち、変化を受け入れやすい傾向があります。調和性が高い人は、他人との調和を大切にし、争いを避けようとする傾向があります。外向性が高い人は、社交的・活動的な傾向があり、人と関わることが好きな傾向があります。誠実性が高い人は、正直・誠実な傾向があり、ルールや道徳を重んじようとする傾向があります。神経症傾向が高い人は、不安・緊張の傾向があり、ストレスに弱い傾向があります。

大五因子モデルは、多くの研究で支持されており、性格の最も基本的な構造を捉えているモデルとして広く認められています。

大五因子モデル以外にも、性格の2次元モデルはいくつか提唱されています。例えば、アメリカの心理学者であるハンス・アイゼンクによって提唱された「内向性-外向性」と「神経症傾向」の2次元モデルも有名です。このモデルは、大五因子モデルの「外向性」と「神経症傾向」の2つの軸に焦点を当てたモデルです。

性格の2次元モデルは、性格の複雑さを単純化することで、性格を理解しやすくするために用いられています。また、性格の2次元モデルは、性格と行動の関係を研究するためにも用いられています。

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