(心理学における)感覚運動器

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心理学における感覚運動器とは、赤ちゃんや幼児が自分の感覚や身体の動きを通して、外の世界を理解していくための能力や行動のことです。

ピアジェの認知発達理論によると、人間の認知発達は0歳から12歳までの4つの段階に分かれています。そのうちの最初の段階である感覚運動期(0歳から2歳)において、赤ちゃんや幼児は主に感覚運動器を使って、外の世界を理解していきます。

感覚運動器の具体的な例としては、以下のような行動が挙げられます。

吸う、触る、なめる、叩くなどの感覚を通して、物体の形や大きさ、質感などを知る
物体を追いかける、投げる、隠すなどの動きを通して、物体の動きや位置関係を理解する
繰り返し同じ行動をする(循環反応)ことで、物体の性質や仕組みを理解する
感覚運動器は、赤ちゃんや幼児が外の世界を理解し、認知発達をしていくための重要な能力です。これらの能力を十分に発達させることで、赤ちゃんや幼児は、周囲の環境や人との関わりをより豊かにしていくことができます。

なお、感覚運動器は、言葉を話すことができない赤ちゃんや幼児が、外の世界を理解するための唯一の方法です。そのため、赤ちゃんや幼児の行動を観察し、感覚運動器をどのように発達させているのかを理解することは、子育てや教育において非常に重要なことです。

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