嘔吐恐怖症とは、嘔吐することや、人前での嘔吐、他者の嘔吐を見ることなどを過度に恐れる限局性恐怖症の一つ

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嘔吐恐怖症とは、嘔吐することや、人前での嘔吐、他者の嘔吐を見ることなどを過度に恐れる限局性恐怖症の一つです。パニック障害と同じ不安障害に含まれます。

嘔吐恐怖症の人は、嘔吐や吐きそうになることに対して、強い不安や恐怖を感じます。そのため、嘔吐を予想させるような場面を避けるようになり、対人関係や仕事といった社会生活に支障が出てしまうこともあります。

嘔吐恐怖症の原因は、はっきりとわかっていませんが、以下の要因が関与していると考えられています。

  • 幼少期の嘔吐体験(乗り物酔い、食中毒など)
  • 家族や友人の嘔吐を目撃した経験
  • 嘔吐と関連するネガティブなイメージ(汚い、恥ずかしい、恐ろしいなど)

嘔吐恐怖症の症状は、以下のようなものです。

  • 嘔吐や吐きそうになることに対する強い不安や恐怖
  • 嘔吐を予想させるような場面を避ける行動(外出を控える、食事量を減らすなど)
  • 嘔吐への対処行動(マスクを着用する、吐き気を抑える薬を服用するなど)

嘔吐恐怖症の治療には、以下のような方法があります。

  • 認知行動療法(CBT):嘔吐に対する恐怖や不安の原因を理解し、その考え方や行動を変えていく療法
  • 薬物療法:抗不安薬や抗うつ薬を用いて、不安や恐怖の症状を緩和する療法

嘔吐恐怖症は、適切な治療を受けることで、症状を改善することができます。

参考URL:
嘔吐恐怖症について | blog | 心療内科・精神科の医療法人和楽会