広場恐怖症とは
広場恐怖症は、強い不安や恐怖を伴う状況や場所を避けようとする心の病気です。一般的に「広場」という言葉が使われていますが、実際には特定の場所だけでなく、以下のような状況も含まれます。
- 人混み
- 公共交通機関
- 閉鎖空間
- 開けた場所
- 一人になること
- 家から出ること
広場恐怖症の症状は人によって様々ですが、以下のようなものが挙げられます。
- 不安感や恐怖感
- めまい
- 動悸
- 息切れ
- 発汗
- 吐き気
- ふらつき
- 意識消失感
これらの症状が現れると、パニック発作と呼ばれる激しい発作が起こることもあります。
広場恐怖症の原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因や過去のトラウマなどが関係していると考えられています。
広場恐怖症は、認知行動療法や薬物療法などの治療法があります。
認知行動療法では、広場恐怖症の症状を引き起こす思考や行動パターンを認識し、それを修正することを目指します。薬物療法では、抗不安薬や抗うつ薬などが使用されます。
広場恐怖症は、適切な治療を受ければ改善することが可能です。もし、広場恐怖症と思われる症状がある場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。