閉所恐怖症は、狭い場所や密閉空間に対する強い恐怖や不安を感じる不安障害の一種

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閉所恐怖症とは

閉所恐怖症は、狭い場所や密閉空間に対する強い恐怖や不安を感じる不安障害の一種です。症状は軽度から重度まで様々で、軽い場合は軽い息苦しさや動悸を感じる程度ですが、重度になるとパニック発作を起こし、意識を失ってしまうこともあります。

閉所恐怖症の典型的な症状は以下の通りです。

  • 狭い場所や密閉空間に入ることを極端に恐れる
  • エレベーター、エスカレーター、トンネル、飛行機の機内など、狭い場所に入ることを避ける
  • 狭い場所にいると、息苦しさ、動悸、めまい、吐き気、発汗などの症状が現れる
  • パニック発作を起こす

閉所恐怖症の原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因トラウマ体験などが関係していると考えられています。

閉所恐怖症の治療法としては、心理療法薬物療法があります。

心理療法としては、認知行動療法が有効です。認知行動療法では、閉所恐怖症に関する誤った考え方を修正し、適切な対処法を身につけることで、症状を改善していきます。

薬物療法としては、抗不安薬や抗うつ薬が使用されます。薬物療法は、心理療法と併用して行われることが多いです。

閉所恐怖症は、適切な治療を受けることで症状を改善することができます。もし、自分が閉所恐怖症かもしれないと感じたら、一人で悩まずに医療機関を受診することをおすすめします。