共感性羞恥とは
共感性羞恥(きょうしょうせいしゅうち)とは、他人が恥ずかしい状況にあると、自分も同じように恥ずかしさや居たたまれなさを感じる心理状態のことです。英語では「empathetic embarrassment」や「vicarious embarrassment」などと表現されます。
なぜ起こるのか
共感性羞恥は、他者への共感力や想像力が高い人によく見られます。他人の恥ずかしい姿を見ると、あたかも自分が同じ経験をしているかのように感じてしまうため、強い羞恥感を感じてしまうのです。
共感性羞恥の例
- ドラマや映画で、主人公が恥ずかしい思いをしているシーンを見たとき
- 人前でプレゼンをしている人が、失敗して恥をかいているのを見たとき
- 街中で、転んでしまった人や、奇妙な格好をしている人を見たとき
共感性羞恥とHSP
共感性羞恥は、特にHSP(Highly Sensitive Person:人一倍感受性が高い人)に多く見られると言われています。HSPは、他者に対して強い共感力を持つため、共感性羞恥をより強く感じやすい傾向があります。