カタルシスとは、心の中に溜まっていたネガティブな感情を開放(解放)することで、心に存在する重苦しい嫌な気分が浄化されることを意味します。
語源はギリシア語の「katharsis」で、英語では「catharsis」と表記されます。
アリストテレスは著書『詩学』の中で、悲劇が観客の心に怖れと憐れみの感情を呼び起こすことで精神を浄化する効果を「カタルシス」と呼びました。
現代では、カタルシスは心理学においても用いられており、抑圧された感情を解放することで、心の健康を保つ効果があるとされています。
カタルシスを感じる具体的な方法としては、以下のようなことが挙げられます。
信頼できる人に話を聞いてもらう
日記や手紙に気持ちを書き出す
音楽や映画、演劇などの芸術作品を鑑賞する
スポーツや運動をする
自然の中で過ごす
カタルシス効果は、すぐに現れるわけではありませんが、継続して行うことで、心身の健康に良い影響を与えると考えられています。