金縛りの原理とは、金縛りが起こる仕組みやメカニズムのことを指します。
金縛りは、睡眠中にレム睡眠とノンレム睡眠の切り替わりがうまくいかず、体は麻痺したまま意識が覚醒した状態になる現象です。
金縛りの原理は、以下の2つの要素によって説明されています。
- レム睡眠時の筋弛緩:レム睡眠中は、夢を見るために筋肉の緊張が緩みます。
- 意識の覚醒:レム睡眠中は、脳は覚醒状態にあります。
金縛りが発生すると、レム睡眠時の筋弛緩によって、体は麻痺した状態になります。一方、脳は覚醒状態のままなので、意識ははっきりしています。そのため、体は動かすことができず、周囲の状況も把握することができず、恐怖や不安を感じるというわけです。
金縛りの原理に基づいて、金縛りを予防・解消するための対策としては、以下のようなものが挙げられます。
- 規則正しい睡眠:睡眠リズムを整えることで、レム睡眠とノンレム睡眠の切り替わりがスムーズになります。
- 十分な睡眠:十分な睡眠をとることで、レム睡眠の時間が長くなり、金縛りが起こりやすくなりま- す。
寝る前のカフェインやアルコールの摂取を控える:カフェインやアルコールは、睡眠の質を低下させるため、金縛りが起こりやすくなります。 - 寝返りをよく打つ:寝返りをよく打つことで、体全体がほぐれて、筋弛緩が起こりにくくなります。
金縛りは、誰にでも起こりうる現象です。しかし、上記のような対策をすることで、予防・解消につながる可能性があります。
参考URL:
金縛りにあわないためには? – 早稲田ウィークリー