カテドラル効果とは、天井の高さが人の思考に影響を及ぼすという心理効果

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カテドラル効果とは、天井の高さが人の思考に影響を及ぼすという心理効果です。カテドラルとは、教会などの高い天井を持つ建物を意味します。

カテドラル効果によると、天井が高い空間では、人は開放感や自由を感じ、抽象的・創造的な思考が促進されると考えられています。一方、天井が低い空間では、人は圧迫感や拘束感を感じ、具体的・分析的な思考が促進されると考えられています。

この効果は、心理学者のアーサー・レイコフ (Arthur H. Reif) によって1966年に提唱されました。レイコフは、被験者にさまざまな高さの部屋で創造的な問題解決課題に取り組んでもらったところ、天井が高い部屋で取り組んだ被験者の方が、天井が低い部屋で取り組んだ被験者よりも良い成績を収めたという結果を得ました。

この効果は、さまざまな場面で応用されています。例えば、オフィスの天井の高さは、従業員の創造性や生産性に影響を与えると考えられています。また、教室の天井の高さは、生徒の学習意欲や成績に影響を与えると考えられています。

カテドラル効果は、私たちの思考や行動に大きな影響を与える可能性があります。この効果を理解することで、より効果的な環境をデザインしたり、より良いパフォーマンスを発揮したりすることが可能になるかもしれません。

参考URL:
カテドラル効果って何?(Cathedral Effect) | 千葉県我孫子市で注文住宅,平屋を建てる工務店なら日建ホーム