キツネとブドウは、イソップ寓話の一つです。おなかのすいたキツネが、木にぶら下がっているブドウを見つけます。キツネは、ブドウに手を伸ばしますが、どうしても届きません。何度も試みますが、結局は届かず、諦めて立ち去ります。そして、キツネはこう言います。
「あれはまだ熟れていないんだ」
この寓話は、自分に力がなくてうまくいかないと、周りの事情のせいにする人たちもいるものだ、という教訓を説いています。
また、この寓話は、英語圏で「sour grapes」という言葉の語源にもなっています。sour grapesは、直訳すると「酸っぱいブドウ」ですが、意味は「欲しかったものが手に入らないときに、それを否定したり、貶めたりする」ことです。
キツネとブドウは、古代ギリシアから語り継がれている寓話であり、今でも世界中で親しまれています。
https://www.city.okayama.jp/museum/tsubota-joji/dowa_01.html