クレッチマー

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クレッチマーとは、ドイツの精神医学者であるエルンスト・クレッチマー(Ernst Kretschmer)が提唱した、パーソナリティの類型論です。クレッチマーは、体型と気質には相関関係があるとし、以下の3つの類型を定義しました。

分裂気質(細長型):痩身で、長い腕や脚、細い顔を持つ。内向的で、敏感で、独創的。
循環気質(肥満型):肥満で、丸顔、丸々とした体型を持つ。社交的で、楽観的で、活動的。
粘着気質(闘士型):筋肉質で、骨太で、がっしりとした体型を持つ。几帳面で、頑固で、熱心。
クレッチマーの類型論は、当時の精神医学において大きな影響を与え、現在でもパーソナリティ研究において参照されることがあります。しかし、近年では、体型と気質の相関関係は必ずしも明確ではないとする研究結果も出てきており、クレッチマーの類型論はあくまでも仮説的なものとされています。

クレッチマーは、パーソナリティの類型論のほかに、敏感関係妄想やヒステリーなどの精神疾患の研究でも業績を残しています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%9E%E3%83%BC