ブアメードの血

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ブアメードの血は、1883年、オランダの死刑囚ブアメードに行われたとされる人体実験です。ブアメードは、目隠しをしてベッドに横たえられ、足の指先に小さな切開をされました。その切開から、水滴が落ちる音を流し、ブアメードに「血が流れている」と伝えました。ブアメードは、数時間後、死亡しました。

この実験は、ブアメードが水滴の音を聞き、血が流れていると思い込み、ショック死したと考えられています。この実験は、ノーシーボ効果の例としてよく知られています。ノーシーボ効果とは、偽薬や偽治療の効果が、患者の期待や思い込みによって生じる現象です。

ブアメードの血の実験は、ノーシーボ効果の強力さを示すものです。また、この実験は、医療や心理療法において、患者の期待や思い込みが治療に影響を与える可能性があることを示すものです。

https://www.jaw.or.jp/anzen/letter/no_104.htm