誕生日のパラドックスとは、365日(閏年は366日)ある中で、23人集まると、誕生日が同じ人が出る確率が50%を超えるという問題から生じるパラドックス

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誕生日のパラドックスとは、365日(閏年は366日)ある中で、23人集まると、誕生日が同じ人が出る確率が50%を超えるという問題から生じるパラドックスです。

直感的には、365日ある中で、23人集まれば、誕生日が同じ人はほとんどいないと考えられます。しかし、数学的には、誕生日が同じ人が出る確率は、365日であっても23人集まれば50%を超え、60人集まれば約89%になります。

このパラドックスは、誕生日の組み合わせの可能性を過小評価していることが原因です。誕生日が同じ人がいるかどうかを調べる場合、1人ずつ誕生日を調べていくのではなく、23人全員の誕生日の組み合わせをすべて調べる必要があります。

365日の場合、23人全員の誕生日の組み合わせは、365^23という膨大な数になります。このため、23人集まれば、誕生日が同じ組み合わせが必ず見つかる確率は、50%を超えることになります。

誕生日のパラドックスは、統計学や確率論の基本的な問題として、よく取り上げられます。また、マーケティングや統計調査などの分野でも、応用されています。

例えば、マーケティングでは、商品のターゲット層を決める際に、誕生日のパラドックスを用いて、ターゲット層に含まれる人数を推定することができます。

統計調査では、アンケート調査の対象者を決める際に、誕生日のパラドックスを用いて、調査結果の信頼性を高めることができます。

参考URL:
誕生日のパラドックス – Wikipedia