(心理学における)操作的定義

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心理学における操作的定義とは、研究対象の概念を、その測定操作の手続きによって定義することです。

例えば、知能とは、IQテストで測定されるものであると定義することができます。この場合、知能は直接観察することができない概念ですが、IQテストの得点という測定操作を用いることで、客観的に測定することができるようになります。

操作的定義は、心理学研究において重要な役割を果たします。それは、研究対象の概念を明確に定義し、研究の再現性と信頼性を高めるためです。

操作的定義は、以下の3つの要素で構成されます。

概念:研究対象の概念
測定操作:概念を測定するための操作
測定結果:操作によって得られる結果
操作的定義の例としては、以下のようなものが挙げられます。

知能:IQテストで測定されるもの
学力:学力テストで測定されるもの
幸福感:幸福度尺度で測定されるもの
操作的定義は、研究者の主観が入らないように注意して作成する必要があります。また、測定操作が概念を十分に反映しているか、妥当性や信頼性などの検討も必要です。

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