条件づけ

今月の注目記事
みんなが知りたい!心理学用語ランキング ちょっと 口癖 プルースト効果とは

条件づけとは、ある刺激が別の刺激によって引き起こされる反応を学習することです。条件づけには、古典的条件づけとオペラント条件づけの2種類があります。

古典的条件づけ

古典的条件づけは、条件刺激と無条件刺激の組み合わせによって、条件刺激が無条件刺激と同じ反応を引き起こすようになる学習です。例えば、犬にベルが鳴った後に食べ物を与えると、ベルの音だけで唾液が分泌されるようになります。ベルは最初は唾液の分泌に関係のない刺激ですが、食べ物と組み合わせて繰り返すことで、ベルの音も食べ物と同じ反応を引き起こすようになるのです。

オペラント条件づけ

オペラント条件づけは、ある行動が強化されるか弱められることによって、その行動が繰り返されるかどうかが学習されるものです。例えば、犬にボールを投げると犬がボールを追いかけてきて、ボールをくわえて飼い主の元に戻ってきたら飼い主が褒める。そうすると、犬はボールを追いかける行動を繰り返すようになります。ボールを追いかける行動は、飼い主から褒められるという強化によって、より頻繁に繰り返されるようになるのです。

条件づけは、人間の行動や学習を理解する上で重要な概念です。例えば、恐怖症や嗜癖などの精神疾患は、条件づけによって引き起こされると考えられています。また、教育やマーケティングなどの分野でも、条件づけは効果的な手法として活用されています。

https://kotobank.jp/word/%E6%9D%A1%E4%BB%B6%E3%81%A5%E3%81%91-79128