ルビンの壺

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ルビンの壺は、1915年にデンマークの心理学者エドガー・ルビンが考案した、同じ図形を2つの異なる形として認識させる図形です。

この図形は、黒地に白地で描かれた、4つの白い三角形と2つの白い丸から構成されています。この図形を見ると、多くの人は、向き合った2人の顔と、その間に大きな壺を見ることができます。

この図形が2つの異なる形として認識される理由は、視覚の錯覚によるものです。人間の視覚は、対象物を認識する際に、その周囲の要素を無視して、対象物そのものを認識する傾向があります。この図形の場合、白い三角形と白い丸を、それぞれ顔と壺の要素として認識し、その周囲の要素を無視することで、2つの異なる形として認識されるのです。

ルビンの壺は、心理学や美術、デザインなど、さまざまな分野で研究されています。この図形は、人間の視覚の仕組みや、図形の認識の仕組みを理解する上で、重要な役割を果たしています。

ルビンの壺は、日本では「ルビンの顔」とも呼ばれています。また、図地の壺、ルビンの盃・ルビンの杯など、さまざまな呼び方があります。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%A3%BA