胚葉起源説

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胚葉起源説とは、受精卵が分裂して形成される3つの胚葉(外胚葉、中胚葉、内胚葉)の特徴が、成体においても影響を与え、体質や気質、性格などの違いを生み出すとする説です。

受精卵は、分裂を繰り返して3つの胚葉に分かれていきます。外胚葉は

皮膚や神経系、中胚葉は骨格や筋肉、内胚葉は消化器系や呼吸器系などの組織を形成します。

胚葉起源説によると、外胚葉が発達した人は、皮膚が薄く、手足が長く、代謝が活発で太りにくい体質である傾向があります。また、知的で繊細な気質や性格を持つとも言われています。

中胚葉が発達した人は、筋肉や骨格がしっかりしており、体脂肪も付きやすい体質である傾向があります。また、活動的で積極的な気質や性格を持つとも言われています。

内胚葉が発達した人は、丸みを帯びた体型で、体脂肪が付きやすい体質である傾向があります。また、社交的で親しみやすい気質や性格を持つとも言われています。

ただし、胚葉起源説はあくまでも仮説であり、科学的な根拠は十分ではありません。また、個人差も大きいため、一概に当てはまらない人もいます。

近年では、遺伝子や環境などの要因も含めて、人間の体質や気質、性格の形成を研究する動きが活発になっています。

https://it-counselor.net/psychology-terms/sheldon-type-theory