アブニー効果とは、色彩心理学の用語で、「色の見え方は、彩度の低下とともに変化する」という現象のこと

お勧め記事はこちら
みんなが知りたい!心理学用語ランキング

アブニー効果とは、色彩心理学の用語で、「色の見え方は、彩度の低下とともに変化する」という現象のことです。

具体的には、単色光源に白色光を加えていくと、彩度が低下するとともに、色相も若干変化していきます。例えば、赤色単色光(630 nm)に白色光を混合させていくと、彩度が低下して行くとともに、色相も僅かながら次第に黄赤味を帯びて変化していきます。

この現象は、1866年にイギリスの天文学者ウィリアム・デュワー・アブニーによって発見されました。アブニーは、赤色の単色光に白色光を加えると、赤色の色相が黄色に変化することを発見しました。

アブニー効果の原因は、まだ完全には解明されていませんが、いくつかの仮説があります。

  • 白色光には、赤、緑、青の3原色光が含まれている。単色光に白色光を加えると、3原色光が加わるため、彩度が低下するとともに、色相も変化する。
  • 人間の視覚系は、単色光を認識するときに、周囲の光の色の影響を受ける。単色光に白色光を加えると、周囲の光の色が影響するため、色相も変化する。

アブニー効果は、色彩デザインや印刷などの分野で、色の見え方を調整するために利用されています。例えば、蛍光灯の下では、太陽光の下で見るのとは異なる色に見えることがあります。これは、蛍光灯の光には、太陽光に比べて青色の成分が多いため、アブニー効果によって、色相が青っぽく見えるためです。

また、アブニー効果は、日常生活においても、色の見え方に影響を与えています。例えば、同じ宝石でも、蛍光灯の下では、太陽光の下で見るのとは異なる色に見えることがあります。これは、蛍光灯の下では、太陽光の下で見るのとは異なる色相の光が反射するためです。

参考URL:
アブニー効果とは|具体例をわかりやすく解説