依存とは、特定の物質や行為に、やめたくてもやめられず、その結果、自分や周囲に悪影響を与えてしまう状態のことです。
依存症の対象は、アルコール、薬物、ギャンブル、ゲーム、スマホ、SNSなど、多岐にわたります。
依存症の特徴は、以下の通りです。
やめたくてもやめられない(コントロールできない)
慢性・進行性 放置すればどんどん進行し、やめることで進行は停止するが、長くやめていてもかつてのコントロールを取り戻せない。
とらわれ・のめり込み 自分の中の大切なものの順位が変化し、家族・仕事・将来設計等、生活の全てに優先してのめり込んでしまう。
依存症は、病気であり、本人の意思だけで治すことは困難です。専門的な治療を受けることで、回復を目指すことができます。
依存症の治療には、以下のようなものがあります。
薬物療法 依存症の症状を緩和するために、抗不安薬や抗うつ薬などの薬物を使用します。
心理療法 依存症の原因や対処方法を理解し、再発を防止するために、認知行動療法やグループセラピーなどの心理療法を行います。
生活療法 依存症の再発を防ぐために、生活習慣の改善や、家族や友人の協力を得るための取り組みを行います。
依存症は、本人だけでなく、家族や周囲の人に大きな影響を与えます。依存症の疑いがある場合は、早めに専門家に相談することが大切です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000149274.html