フリーライダー

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フリーライダーとは、自分は何も貢献せず、他のメンバーの貢献によって得られた成果に便益を得る人のことを指します。

経済学においては、公共財のように非排除性があり、かつ非競合性があるサービスについて、対価を払わずに便益を享受する人を指します。例えば、NHKの受信料を支払わずに視聴する人は、フリーライダーと言えます。

社会学においては、非協力的な行動や駆け抜けといった意味があります。例えば、選挙権があるにもかかわらず棄権すれば、結果は組織政党へ有利に働くため、棄権者はフリーライダーと言えます。

企業においては、高い給料をもらっていながら怠けてばかり、他人の成果を横取りするなど、“会社に貢献する以上に会社から利益を得ている社員”を指して、フリーライダーと呼ぶことがあります。

フリーライダーが生じる原因としては、以下のようなものが挙げられます。

フリーライダーを特定するのが難しい
フリーライダーを罰するのが難しい
フリーライダーにメリットがある
フリーライダーは、集団の活動に悪影響を及ぼす可能性があります。例えば、フリーライダーが増えると、他のメンバーのモチベーションが下がり、集団のパフォーマンスが低下する恐れがあります。また、フリーライダーは、社会全体の利益を損なう可能性もあります。例えば、環境問題への取り組みにおいて、フリーライダーが増えると、環境汚染が悪化する恐れがあります。

フリーライダーを防ぐためには、以下の対策が考えられます。

フリーライダーを特定しやすくする
フリーライダーを罰する制度を設ける
フリーライダーにメリットがないようにする
例えば、企業においては、フリーライダーを特定しやすくするために、目標管理制度や成果主義を導入することがあります。また、フリーライダーを罰する制度を設けるために、成果主義と連動した評価制度を導入することがあります。さらに、フリーライダーにメリットがないようにするために、チームワークを重視する風土を醸成することがあります。

https://www.reloclub.jp/relotimes/article/11820