白雪姫症候群とは、子どもの時に虐待された母親が、今度は自分の娘に対して虐待をしてしまうという症状

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白雪姫症候群とは、子どもの時に虐待された母親が、今度は自分の娘に対して虐待をしてしまうという症状を指します。

この症候群の名前は、1812年に出版されたグリム童話「白雪姫」に由来しています。白雪姫の継母は、白雪姫の美しさに対する嫉妬から、彼女を殺そうとします。

白雪姫症候群の原因は、さまざまに考えられます。

  • 子どもの時に受けた虐待やネグレクト
  • 親自身の自己肯定感の低さや孤独感
  • 夫やパートナーからの暴力や虐待

白雪姫症候群は、本人にとっても周囲の人々にとっても、大きな負担となる可能性があります。

本人は、虐待を行ったことを自覚していることから、罪悪感や葛藤に苦しむことがあります。また、虐待された娘への罪悪感から、娘を愛情で包み込もうとしますが、それがかえって娘の精神的負担になることもあります。

また、周囲の人々は、本人の行動に戸惑ったり、困惑したりしてしまうことがあります。

白雪姫症候群を予防するためには、以下のようなものが効果的です。

  • 子どもの虐待やネグレクトをなくす
  • 親の自己肯定感を高める
  • 夫婦関係やパートナーシップを良好にする

白雪姫症候群を克服するためには、以下のようなものが効果的です。

  • カウンセリングやセラピーを受ける
  • 虐待の原因を理解し、克服する
  • 娘への愛情を正しい形で表現する

白雪姫症候群は、決して克服できないものではありません。

本人の強い意志と、周囲の理解と協力があれば、克服することは可能です。

参考URL:
白雪姫コンプレックス | つのまる