情緒障害

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情緒障害とは、情緒の現れ方が偏っていたり、その現れ方が激しかったりする状態を、自分の意思ではコントロールできないことが継続し、学校生活や社会生活に支障となる状態のことを指します。

具体的には、以下ののような症状がみられます。

不安や恐怖、怒りなどの感情がコントロールできない
引きこもり、孤立などの対人関係の困難
多動、常同行動、チックなどの衝動的な行動
自傷行為、他害行為などの自傷・他害行為
情緒障害の原因は、遺伝や環境要因、脳の機能障害など、さまざまな要因が複雑に絡み合って引き起こされると考えられています。

情緒障害は、早期に発見・対応することで、症状の改善や社会生活への適応を促すことができます。そのため、情緒障害の疑いがある場合は、専門機関を受診することが大切です。

情緒障害の治療には、薬物療法や心理療法が用いられます。薬物療法では、抗うつ薬や抗不安薬などの薬剤を用いて、症状を軽減します。心理療法では、認知行動療法や家族療法などの方法を用いて、問題解決能力や対人関係能力を向上させます。

また、情緒障害のある子どもや生徒に対する特別支援教育も行われています。特別支援教育では、個々の状況やニーズに合わせた教育プログラムが提供されます。

情緒障害は、本人や家族にとって大きな負担となる疾患です。しかし、早期に発見・対応することで、症状の改善や社会生活への適応を促すことができます。

https://www.nise.go.jp/nc/report_material/disaster/consideration/consideration12