経験主義とは、人間の全ての知識は我々の経験に由来するとする哲学上または心理学上の立場

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経験主義とは、人間の全ての知識は我々の経験に由来するとする哲学上または心理学上の立場です。中でも感覚・知覚的経験を強調する立場は特に感覚論と呼びます。

経験主義の代表的な哲学者としては、イギリスのジョン・ロックやデイヴィッド・ヒュームなどが挙げられます。ロックは、人間の心は生まれたときは白紙の状態であり、経験によって知識が形成されると主張しました。ヒュームは、人間の知識は全て経験から得られるものであり、先験的知識は存在しないと主張しました。

経験主義は、科学や教育などの分野に大きな影響を与えました。科学では、経験に基づく実験と観察が重視されるようになりました。教育では、体験学習や問題解決学習などの経験重視の教育方法が普及しました。

経験主義には、以下のような批判もあります。

  • 経験によって得られる知識は、必ずしも真実であるとは限らない。
  • 経験によって得られる知識は、必ずしも普遍的であるとは限らない。

しかし、経験主義は依然として現代の哲学や心理学において重要な立場を占めています。

経験主義の具体的な内容としては、以下のような主張が挙げられます。

  • 人間の心は生まれたときは白紙の状態である。
  • 人間の知識は全て経験から得られるものである。
  • 先験的知識は存在しない。
  • 経験によって得られる知識は、客観的である。
  • 経験によって得られる知識は、普遍的である。

経験主義は、哲学や心理学だけでなく、科学や教育などにも大きな影響を与えた重要な思想です。

参考URL:
経験主義(けいけんしゅぎ)とは? 意味や使い方 – コトバンク