残効の違い

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残効とは、刺激が除去された後に残る効果のことです。広義には、残像なども含まれますが、狭義には、この効果がのちに続いて提示された刺激に影響して生じた感覚・知覚現象をさします。

残効には、以下の2つの種類があります。

順応残効:ある刺激に順応した後に、他の刺激を見ると、その刺激が変化して見える現象
随伴性残効:ある刺激に順応した後に、別の刺激を見ると、その刺激にその順応刺激の特徴が現れる現象
順応残効には、以下の3つの種類があります。

明暗残効:明るい刺激に順応した後に、暗い刺激を見ると、その刺激が明るく見える現象
色残効:ある色の刺激に順応した後に、別の色の刺激を見ると、その刺激がその順応刺激の色に染まって見える現象
形残効:ある形の刺激に順応した後に、別の形の刺激を見ると、その刺激がその順応刺激の形に歪んで見える現象
随伴性残効には、以下の2つの種類があります。

方位残効:ある方向の刺激に順応した後に、別の方向の刺激を見ると、その刺激がその順応刺激の方向に傾いているように見える現象
運動残効:ある運動方向の刺激に順応した後に、別の運動方向の刺激を見ると、その刺激がその順応刺激の運動方向に動いているように見える現象
残効は、視覚の脳内処理を理解するために重要な現象です。残効によって、視覚システムがどのように刺激を処理しているのか、そのメカニズムを明らかにすることができます。

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