ピア効果とは、同じ集団に所属している仲間や同僚などがお互いの行動、生産性に影響を与え合うこと

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ピア効果とは、同じ集団に所属している仲間や同僚などがお互いの行動、生産性に影響を与え合うことをいいます。

ピア効果には、以下の2つの種類があります。

  • 正のピア効果

能力や意識の高い仲間が同じ環境に集まり、お互いに切磋琢磨し合うことで、集団のレベルアップとともに個々の成長に相乗作用をもたらす効果のことを言い、これを“正のピア効果”と呼んでいます。

例えば、難関大学を目指す進学校のように、高い意識や能力を持った人間が集まりお互いを刺激・感化させることは、集団全体のレベルアップに加え個々の成長に相乗効果をもたらします。

  • 負のピア効果

能力や意識の低い仲間が同じ環境に集まると、お互いに悪影響を及ぼし合い、集団全体のレベルが低下する効果のことを言い、これを“負のピア効果”と呼んでいます。

例えば、不良少年が集まるグループのように、悪の道に引きずり込まれてしまうリスクが高まります。

ピア効果は、教育分野や企業における人材育成、生産性向上などの分野で注目されています。

正のピア効果を活用することで、組織の活性化や個人の成長を促進することができます。

参考URL:
「ピア効果」と「集団」 | 結城病院