徹底的行動主義

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徹底的行動主義とは、アメリカの心理学者バラス・スキナーが提唱した行動主義心理学の立場です。徹底的行動主義では、行動を科学的に研究するためには、心や意識などの内的な要因を排除し、行動そのものを観察・分析することが重要であると考えています。

徹底的行動主義では、行動を以下の2つに分類しています。

レスポンデント行動:刺激によって引き起こされる行動。例えば、虫が熱によって逃げ出す行動や、雷が鳴るとビクッとする行動など。
オペラント行動:結果によって強められる・弱められる行動。例えば、ご褒美をもらえると繰り返される行動や、罰せられると減る行動など。
徹底的行動主義では、オペラント行動を特に重視し、その強化・弱化の原理を応用して、さまざまな行動の変化を促す応用行動分析学(ABA)の基礎を築きました。

徹底的行動主義は、その科学的な厳密性と実用性から、教育、医療、福祉などさまざまな分野で応用されています。

徹底的行動主義の特徴は、以下のとおりです。

行動を科学的に研究するためには、心や意識などの内的な要因を排除する。
行動をレスポンデント行動とオペラント行動の2つに分類する。
オペラント行動の強化・弱化の原理を応用して、さまざまな行動の変化を促す。
徹底的行動主義は、行動主義心理学の中でも最も影響力のある立場です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B9%E5%BA%95%E7%9A%84%E8%A1%8C%E5%8B%95%E4%B8%BB%E7%BE%A9