意味記憶

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意味記憶とは、言葉や概念などの一般的な知識についての記憶です。特定の場所や時間に関係せず、物事の意味を表わす記憶です。

例えば、

1年は365日である
東京は日本の首都である
犬は哺乳類である
水はH2Oで構成されている
などの知識が意味記憶に当たります。

意味記憶は、言語化可能な宣言的記憶の一種です。つまり、言葉で説明したり、文字で書いたりすることができます。また、繰り返し経験することで強化され、長期的に保持されます。

意味記憶は、人間の生活において重要な役割を果たしています。言語の理解やコミュニケーション、問題解決、学習など、様々な場面で利用されます。

エピソード記憶との違いは、エピソード記憶は特定の出来事や体験に関する記憶であるのに対し、意味記憶は一般的な知識に関する記憶であるという点です。エピソード記憶は、時間や場所、個人的な感情などの情報が伴うのに対し、意味記憶はそのような情報が伴わないのが一般的です。

意味記憶とエピソード記憶は、脳の異なる領域に保存されていると考えられています。意味記憶は、主に左側の側頭葉にある側頭葉皮質に保存されていると考えられています。エピソード記憶は、主に右側の側頭葉にある側頭葉皮質に保存されていると考えられています。

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