フードファディズムとは、特定の食品や栄養が健康と病気に与える影響を、科学的根拠に基づかずに過大に信じたり、評価したりすること

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フードファディズムとは、特定の食品や栄養が健康と病気に与える影響を、科学的根拠に基づかずに過大に信じたり、評価したりすることです。

具体的には、次のようなものが挙げられます。

  • 「○○を食べると痩せる」
  • 「○○を食べるとガンが治る」
  • 「○○を食べるとアレルギーが治る」
  • 「○○は体に悪い」

フードファディズムは、次の3つの問題点があります。

健康を損なう可能性がある

フードファディズムによって、特定の食品や栄養を過剰摂取したり、逆に摂取を控えすぎたりすることで、健康を損なう可能性があります。

たとえば、〇〇を食べると痩せるという情報に踊らされて、その食品を過剰摂取すると、体重は減るかもしれませんが、他の栄養素が不足したり、健康を害する成分を過剰摂取したりする可能性があります。

食品ロスの原因となる

フードファディズムによって、特定の食品や栄養を摂取するために、本来食べられるはずの食品を捨ててしまう可能性があります。

たとえば、○○は体に悪いという情報に踊らされて、○○を含む食品を捨ててしまうと、その食品はフードロスになってしまいます。

食の多様性を阻害する

フードファディズムによって、特定の食品や栄養に偏った食生活を送る可能性があります。

健康的な食生活を送るためには、さまざまな食品をバランスよく摂取することが重要です。しかし、フードファディズムによって偏った食生活を送ってしまうと、食の多様性が阻害され、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

フードファディズムに陥らないためには、次のことに注意しましょう。

情報源を信頼する

フードファディズムの情報を鵜呑みにせず、信頼できる情報源から情報を得るようにしましょう。

科学的根拠に基づく情報を選ぶ

科学的根拠に基づいた情報を選ぶようにしましょう。

自分の体質や健康状態に合った食生活を送る

自分の体質や健康状態に合った食生活を送るようにしましょう。

フードファディズムは、健康を損なうだけでなく、食品ロスの原因にもなり、食の多様性を阻害する可能性があります。正しい情報を得て、バランスの良い食生活を送るようにしましょう。

参考URL:
フードファディズムとは?事例や問題点、解決策を解説 | SDGsコンパス