「あのね」が口癖の人の心理は、大きく分けて以下の2つと考えられます。
相手に注意を向けてもらいたい
「あのね」は、相手に注意を向けてもらうための一種の呼びかけです。そのため、この口癖を使う人は、自分の話を聞いてもらいたい、相手に何かを訴えたい、という心理が働いていると考えられます。
自分の気持ちを言いづらくて、言い訳をしたい
「あのね」は、言い訳や遠回しな表現をするときにもよく使われます。そのため、この口癖を使う人は、自分の気持ちを素直に表現するのが苦手で、言い訳や遠回しな表現をすることで、相手に自分の気持ちを理解してもらいたい、という心理が働いていると考えられます。
具体的には、以下のケースで「あのね」が口癖として使われます。
- 誰かに何かをお願いするとき
- 自分の意見や考えを伝えるとき
- 誰かに何かを注意するとき
- 何かを言い訳するとき
たとえば、誰かに何かをお願いするときに「あのね、お願いがあるんだけど」と切り出す人は、相手の注意を向けてもらい、自分のお願いをしっかり聞いてもらいたいという心理が働いています。また、何かを言い訳するときに「あのね、実は」と切り出す人は、自分の気持ちを素直に表現するのが苦手で、言い訳や遠回しな表現をすることで、相手に自分の気持ちを理解してもらいたいという心理が働いています。
もちろん、口癖にはその人の性格や育ってきた環境などが反映されます。そのため、必ずしも上記の心理が当てはまるとは限りません。しかし、口癖からその人の心理を推測することは、相手のことを理解する上で役立つかもしれません。