感情的決めつけとは、自分の感情をあたかも事実を裏付ける証拠のように思い込んで、決めつけてしまう思考パターンです。
例えば、「仕事でミスをしてしまった。だから自分はダメ人間だ。」や「友達と喧嘩してしまった。だからもう友達はいない。」といったように、自分の感情を客観的に捉えることなく、ネガティブな感情を現実のものと捉えてしまうことです。
感情的決めつけは、誰でも時々してしまうものです。しかし、これが癖になると、自分や周囲の人間に対してネガティブな感情を抱きやすくなり、うつ病や不安障害などの精神疾患を引き起こす原因にもなります。
感情的決めつけを避けるためには、自分の感情を客観的に捉えようとすることが大切です。そのためには、以下のことに気をつけてみましょう。
自分の感情に名前を付ける
感情の原因を探る
感情の理由を客観的に考える
感情を否定せず、受け入れる
また、認知行動療法などの心理療法を受けることで、感情的決めつけを改善することもできます。