クレプトマニアは、盗むことへの強い衝動を繰り返し経験し、その衝動を抑えることが困難な精神疾患

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クレプトマニアとは

クレプトマニア(窃盗症、病的窃盗)は、盗むことへの強い衝動を繰り返し経験し、その衝動を抑えることが困難な精神疾患です。万引きをはじめ、お店から商品を持ち出したり、家族や友人から物を盗んだりといった行為を繰り返します。

窃盗行為は、経済的な利益を得るためではなく、**緊張感の高まり窃盗後の解放感達成感**などを求めて行われることが特徴です。盗んだ物は、その後すぐに捨てたり、人にあげたり、使い道もなくしまっておいたりすることもあります。

クレプトマニアは、意志の弱さモラルの低下と誤解されることもありますが、脳機能や遺伝、心理的な要因などが複雑に絡み合って発症すると考えられています。

クレプトマニア主な症状は以下の通りです。

  • 盗むことへの強い衝動を繰り返し経験する
  • 衝動を抑えることが困難
  • 窃盗行為に及ぶ直前に緊張感が高まる
  • 窃盗行為に及ぶと快感、満足感、または解放感を感じる
  • 窃盗行為の後、罪悪感や自己嫌悪を感じる
  • 窃盗行為が原因で、対人関係や仕事、学業などに支障をきたす

クレプトマニアは、適切な治療によって改善することができます。治療法としては、薬物療法認知行動療法心理療法などががあります。

もし、自分がクレプトマニアかもしれないと感じたら、一人で抱え込まずに医療機関を受診することが大切です

参考URL:
クレプトマニア(盗症、盗癖)とは | クレプトマニア医学研究所