「とにかく」が口癖の人の心理

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「とにかく」が口癖の人の心理は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

決断や行動を早めたい

「とにかく」は、具体的な内容や方法を問わず、何でもいいのでとにかく早く物事を進めたいという意志を表す言葉です。そのため、決断力や行動力のある人、あるいは、物事を早く終わらせたいという人などによく見られます。

例えば、仕事で何かを頼まれたとき、「とにかく、明日までにやっておきます」と言えば、相手の期待に応えたいという気持ちの表れであり、決断力や行動力の高さを感じさせます。また、プライベートで何かを決めるときに、「とにかく、やってみよう」と言えば、好奇心や冒険心の強さを感じさせます。

責任を負いたくない

「とにかく」は、自分の意見や考えをはっきりさせずに、曖昧な表現をすることで、責任を負いたくないという心理を表す言葉でもあります。そのため、慎重派の人や、自分の意見を押し付けたくない人などによく見られます。

例えば、仕事で何かの提案を求められたとき、「とりあえず、やってみましょう」と言えば、責任を取って失敗するリスクを避けたい気持ちの表れです。また、プライベートで何かの意見を求められたとき、「とにかく、良いと思う」と言えば、自分の意見を押し付けたくない気持ちの表れです。

感情を抑えたい

「とにかく」は、感情を抑え込んで、冷静さを保ちたいという心理を表す言葉でもあります。そのため、感情的になりやすい人や、周りの人に自分の感情を悟られたくない人などによく見られます。

例えば、仕事で何かミスをしてしまったとき、「とにかく、謝っておきます」と言えば、感情的にならず、冷静に対処したい気持ちの表れです。また、プライベートで何か嫌なことがあったとき、「とにかく、忘れよう」と言えば、感情的にならず、気持ちを切り替えたい気持ちの表れです。

もちろん、口癖は人によって使い方が異なるため、必ずしも上記の心理が当てはまるとは限りません。しかし、口癖からその人の心理をある程度推測することはできるでしょう。

参考URL:
「いちおう」「とにかく」を口癖にしている人の妥協の出来ない心理とは?「責任を負いたくない」|「マイナビウーマン」