タオルケット症候群とは、幼児期によく見られる、お気に入りの毛布やタオルなどを肌身離さず持ち歩く、またはそれらがないと不安になる状態のことです。
タオルケット症候群の原因は、さまざまに考えられます。
- 分離不安:親や養育者と離れることへの不安
- 安心感:毛布やタオルの触感や匂いによる安心感
- 自己愛:毛布やタオルを自分自身の一部のように感じている
タオルケット症候群は、多くの場合、幼児期に自然に治まりますが、中には成人になっても続くケースもあります。
成人になってもタオルケット症候群が続く場合、以下のような原因が考えられます。
- 幼少期の分離不安が解消されていない
- 不安やストレスを解消する方法がタオルケットに依存している
- 依存症などの精神疾患の症状のひとつ
タオルケット症候群を治すためには、以下のようなものが効果的です。
- タオルケット以外の方法で安心感を得られる方法を探す
- 不安やストレスを解消する方法を見つける
- 依存症などの精神疾患の治療を受ける
タオルケット症候群は、決して恥ずべきことではありません。一人で抱え込まずに、周囲の人に相談したり、専門家の助けを求めたりして、乗り越えていきましょう。
なお、タオルケット症候群は、スヌーピーの登場人物であるライナスがよく毛布を持ち歩いていることから、ライナスの毛布症候群とも呼ばれています。