モロー反射

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モロー反射とは、赤ちゃんが外からの刺激に対して、両腕を大きく広げて抱きつくような動作を起こす反射です。

具体的には、以下の2つの動作を繰り返します。

両腕を大きく広げる
両腕を抱きしめるように内側に動かす
モロー反射は、生後すぐに現れ、生後4〜6ヶ月頃に消失します。

モロー反射が起こる原因は、脳幹の神経回路の未熟さによると考えられています。脳幹は、呼吸や心拍などの生命維持に関わる重要な部分ですが、赤ちゃんは脳幹の神経回路がまだ発達途上にあるため、外からの刺激に対して過敏に反応してしまうのです。

モロー反射は、赤ちゃんが外からの刺激に対して、驚きや不安を感じたときに起こる反射です。そのため、モロー反射が激しい場合は、赤ちゃんが不安を感じている可能性があると考えられます。

モロー反射を和らげるには、以下のような対処法があります。

赤ちゃんを抱っこして、安心感を与える
赤ちゃんの環境を整えて、刺激を減らす
大きな音や明るい光を避ける
モロー反射は、赤ちゃんの正常な発達の過程で起こる反射です。しかし、モロー反射が激しい場合は、脳性麻痺や発達障害などの可能性も考えられるため、早めに小児科を受診するようにしましょう。

モロー反射の特徴は、以下のとおりです。

生後すぐに現れる
生後4〜6ヶ月頃に消失する
両腕を大きく広げる
両腕を抱きしめるように内側に動かす
赤ちゃんが外からの刺激に対して、驚きや不安を感じたときに起こる
モロー反射は、赤ちゃんの発達を示す重要な指標です。モロー反射が正常に起これば、赤ちゃんは外からの刺激に対して適切に反応できるようになり、健やかな成長につながるでしょう。

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