手続き記憶とは、長期記憶の一種で、技能や手続き、ノウハウを保持するものです。手続き的記憶あるいは非陳述記憶とも呼ばれます。他にも「技能記憶」、「連合記憶」といった名称もあります。
手続き記憶の特徴は、以下のとおりです。
- 言葉で説明できないことが多い。
- 意識しなくとも使える。
- 繰り返しの練習によって獲得される。
- 一度獲得されると、長期間にわたって保持される。
手続き記憶の例としては、以下のようなものが挙げられます。
- 自転車の乗り方
- 楽器の演奏
- スポーツの技術
- 言語の使用
- 日常生活の動作
手続き記憶は、脳の海馬や側頭葉前部に保存されていると考えられています。
手続き記憶は、私たちの日常生活を円滑に行うために不可欠なものです。自転車に乗ったり、楽器を演奏したり、日常生活の動作をしたりするためには、手続き記憶がなければできません。
また、手続き記憶は、私たちの認知能力を向上させるためにも役立ちます。手続き記憶を鍛えることで、脳の処理能力や注意力、集中力などが向上すると考えられています。
手続き記憶を鍛えるためには、繰り返しの練習が効果的です。また、新しいことにチャレンジしたり、苦手なことに取り組んだりするのも、手続き記憶を鍛える良い方法です。
参考URL:
手続き記憶 - 脳科学辞典