マースタイン(マーティン)とは、アメリカの社会心理学者です。1935年生まれ、2019年没。スタンフォード大学で博士号を取得後、同大学で教鞭を執りました。
マースタインの主な研究領域は、人間関係の心理学です。特に、恋愛や友情などの人間関係の形成と発展に関する研究で知られています。
マースタインによって提唱された「SVR理論」は、人間関係の形成と発展を3つの段階に分けて説明する理論です。
刺激(Stimulus):外見や声、行動など、相手の表面的な特徴に惹かれる段階。
価値観(Value):相手の価値観や考え方に共感する段階。
役割(Role):相手との関係に役割や義務を感じる段階。
SVR理論は、恋愛や友情だけでなく、ビジネスや政治などの人間関係にも適用できるとされています。
マースタインによる研究は、人間関係の理解と構築に大きく貢献しています。
以下に、マースタインの主な著書をご紹介します。
「影響力の武器」(ロバート・チャルディーニとの共著)
「人間関係の心理学」
「恋愛の心理学」
これらの著書は、日本語にも翻訳されており、多くの人に読まれています。