アファメーションとは、自分の理想やポジティブな未来、目標達成した姿を思い描き、言語化して宣言(口に出す)すること

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アファメーションとは、自分の理想やポジティブな未来、目標達成した姿を思い描き、言語化して宣言(口に出す)することです。 “自己達成予言”や“肯定的な自己宣言”とも呼ばれ、一種の自己暗示の方法です。 自己実現につながるポジティブな言語化を行なうことから “ポジティブ・アファメーション”と呼ばれることもあります。

アファメーションを続けることで、自分自身に対するイメージが変わり、潜在意識が書き換えられます。そして、その結果として、望む結果を手に入れる可能性が高まります。

アファメーションの提唱者

アファメーションの提唱者としてよく知られている人物は、以下のとおりです。

  • ジョセフ・マーフィー(Joseph Murphy):アメリカの神学者、心理学者。著書「奇跡を引き寄せる魔法の言葉」でアファメーションを広めた。
  • ナポレオン・ヒル(Napoleon Hill):アメリカの作家、実業家。著書「思考は現実化する」でアファメーションを提唱した。
  • エドガー・ケイシー(Edgar Cayce):アメリカの透視者、医師。アファメーションを活用して病気の治療や人生の目標達成を助けた。

これらの人物は、いずれも肯定的な言葉の力によって、人生をより良いものにすることができると主張しました。

ジョセフ・マーフィーは、アファメーションを「望む現実を実現するための自己暗示」と定義しました。彼は、アファメーションを毎日繰り返し唱えることで、潜在意識に働きかけ、望む現実を引き寄せることができると説きました。

ナポレオン・ヒルは、アファメーションを「思考を現実化するためのツール」と位置づけました。彼は、アファメーションを活用して、成功や幸福などの目標を達成するための思考パターンを身につけることができると主張しました。

エドガー・ケイシーは、アファメーションを「潜在意識を活性化するための方法」と捉えました。彼は、アファメーションを活用して、潜在意識に眠っている可能性や才能を呼び覚ますことができると説きました。

アファメーションの具体例

アファメーションの具体例を、いくつかご紹介します。

仕事

  • 私は自分の目標に向けて、着実に進んでいます。
  • 私は仕事で成功しています。
  • 私は周囲から信頼されています。
  • 私は仕事にやりがいを感じています。

人間関係

  • 私は周囲の人に愛されています。
  • 私は誰からも好かれる人です。
  • 私はいつも周囲の人々に感謝しています。
  • 私は誰とでも仲良くできます。

健康

  • 私は健康です。
  • 私はいつも元気です。
  • 私は病気知らずです。
  • 私は若々しく美しいです。

お金

  • 私はお金に困りません。
  • 私はお金を稼ぐ才能があります。
  • 私はお金を大切に使います。
  • 私はお金を使いこなせます。

アファメーションの効果

アファメーションの効果として、以下のようなものが挙げられます。

ポジティブ思考が身につく

アファメーションでは、自分自身を肯定する言葉を繰り返し唱えることで、ネガティブな思考や感情を払拭し、ポジティブな思考が身につきます。ポジティブな思考が身につくと、物事を前向きに捉えることができ、目標達成や自己成長につながります。

能力を最大限に引き出せる

アファメーションでは、自分自身の可能性を信じる言葉を繰り返し唱えることで、潜在能力を引き出すことができます。潜在能力を引き出すことで、自分の本来の実力を発揮できるようになり、目標達成や自己成長につながります。

自信がつく

アファメーションでは、自分自身を肯定する言葉を繰り返し唱えることで、自信がついてきます。自信がつくと、物事に挑戦しやすくなり、目標達成や自己成長につながります。

行動的になる

アファメーションでは、自分自身を肯定する言葉を繰り返し唱えることで、行動的になります。行動的になると、目標達成や自己成長につながります。

周囲に好影響を与える

アファメーションを実践する人のポジティブさや自信、安定した精神状態やパフォーマンスは、周囲のメンバーにも良い影響を与えます。また、アファメーションの実践によって成果が出てくれば、周囲のメンバーも変化に気付き、良い習慣づくりやアファメーションに関心を持つようになるでしょう。

アファメーションのやり方

アファメーションを実践する際は、以下の3つのステップを押さえましょう。

宣言する言葉を決める

まず、自分がなりたい自分を具体的にイメージしましょう。そして、その状態を表す肯定的な言葉を決めます。

例えば、「私は自信に満ち溢れた人です」や「私は健康で美しい体を持っています」などです。

言葉を声に出す

決めた言葉を、声に出して繰り返します。最初は違和感を覚えるかもしれませんが、続けるうちに自然と言葉に込められた意味が理解できるようになるでしょう。

声に出すときは、感情を込めて、心からそう思っているという気持ちで宣言することが大切です。

毎日繰り返す

アファメーションの効果を実感するためには、毎日繰り返すことが重要です。1日10回程度を目安に、朝起きたときや寝る前など、決まった時間に行うようにしましょう。

また、アファメーションをする場所も大切です。自分一人になれる、リラックスできる場所を選びましょう。

アファメーションの効果を高めるコツ

アファメーションの効果を高めるコツは、以下のとおりです。

主語は自分にする

アファメーションでは、主語を必ず「私」にします。誰かを変えようとするのではなく、自分が変わることに集中しましょう。

肯定的な言葉を使う

否定的な言葉は、潜在意識にネガティブなイメージを植え付けてしまう恐れがあります。常に肯定的な言葉を使うようにしましょう。

信じながら行う

アファメーションを効果的に行うためには、自分が宣言する言葉を心から信じることが大切です。信じることができなければ、潜在意識にしっかりと働きかけることができません。

すでに叶った状態を宣言する

アファメーションでは、すでに望む状態が叶った前提で宣言します。例えば、「私は痩せたい」ではなく、「私は理想の体型を手に入れました」のように宣言します。

具体的に表現する

アファメーションは、漠然とした言葉では、効果が薄れてしまいます。そのため、なりたい自分を具体的に表現することで、より効果的になります。例えば、「私は幸せです」ではなく、「私は仕事で成功し、愛する人と幸せな家庭を築いています」というように表現します。

毎日繰り返す

アファメーションの効果を得るには、毎日繰り返し唱えることが重要です。1日10回以上、あるいは1日30分以上を目安に、自分に合ったペースで繰り返しましょう。

感情を込めて唱える

アファメーションをただ唱えるだけでは、効果が薄れてしまいます。感情を込めて唱えることで、より効果的になります。例えば、鏡に向かって、自分の目を見ながら唱えるなど、自分を見つめながら唱えましょう。

信頼できる人に伝える

アファメーションを信頼できる人に伝えることで、より効果的になると言われています。例えば、親しい友人や家族に、自分のアファメーションを教えてあげましょう。

アファメーションの同義語、類義語、関連語、反対語

  • 言霊思想
  • 自己達成予言
  • 肯定的な自己宣言
  • セルフアファメーション
  • ポジティブ・アファメーション
  • 引き寄せの法則