生得主義とは、特定のスキルや能力、学習や行動の傾向などが脳の中に元から備わっているとする考え方

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生得主義とは、特定のスキルや能力、学習や行動の傾向などが脳の中に元から備わっているとする考え方です。

心理学における生得主義

心理学における生得主義は、経験主義と対比されます。経験主義は、生まれたばかりの脳は白紙(タブラ・ラーサ)であり、すべての知識や能力は経験を通じて獲得されると主張します。一方、生得主義は、人間は生まれながらにして、特定の知識や能力を獲得するための素養を持っていると主張します。

生得主義の例

生得主義の例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 言語能力:人間は生まれながらにして、言語を獲得する能力を持っているとする考え方です。これは、人間がどの言語環境に生まれても、その言語を習得できるという事実から支持されています。
  • 道徳観:人間は生まれながらにして、道徳的な感覚を持っているとする考え方です。これは、人間が普遍的な道徳的な価値観を持っているという事実から支持されています。
  • 数学的能力:人間は生まれながらにして、数学的な能力を持っているとする考え方です。これは、人間が幼い頃から数量的な概念を理解できるという事実から支持されています。

生得主義の議論

生得主義は、人間の心や行動を理解する上で重要な考え方です。しかし、生得主義は、経験主義との間で議論が続いています。経験主義者は、生得主義者が主張するような生得的な知識や能力は存在せず、すべての知識や能力は経験を通じて獲得されると主張します。

生得主義の意義

生得主義は、人間の心や行動を理解する上で重要な示唆を与えてくれます。生得主義によれば、人間は生まれながらにして、特定の知識や能力を獲得するための素養を持っているため、教育や学習は、これらの素養を引き出し、伸ばしていくことが重要になります。

参考URL:
第二言語学習理論と教授法②:生得主義│旅する応用言語学