長期記憶

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長期記憶とは、短期記憶から長期記憶に移行した記憶のことです。短期記憶は、約18~30秒程度しか保持されないのに対し、長期記憶は数日、数年、さらには一生涯にわたって保持されます。

長期記憶は、言葉で表せるかどうかで、陳述記憶と非陳述記憶の2つに大きく分けられます。

陳述記憶は、言葉で表せる記憶のことです。具体的には、意味記憶、エピソード記憶、自伝的記憶に分けられます。

意味記憶は、単語や概念などの意味を覚えた記憶です。
エピソード記憶は、自分が体験した出来事の記憶です。
自伝的記憶は、自分の人生における出来事の記憶です。
非陳述記憶は、言葉で表せない記憶のことです。具体的には、手続き記憶、情動記憶、身体的記憶に分けられます。

手続き記憶は、技能や一連の手順を覚えた記憶です。例えば、自転車に乗る、書道をする、料理をするなどの記憶が該当します。
情動記憶は、感情や感情的体験の記憶です。例えば、嬉しかった、悲しかった、怒ったなどの記憶が該当します。
身体的記憶は、身体の感覚や感覚運動の記憶です。例えば、味覚や嗅覚、触覚、痛覚などの記憶が該当します。
長期記憶は、脳の海馬や側頭葉の海馬周囲皮質などの領域に保存されていると考えられています。長期記憶は、繰り返し思い出すことで強化され、思い出さなければ忘れていくという特性があります。

https://www.unprinted.design/articles/long-term-memory/