第二次性徴

今月の注目記事
みんなが知りたい!心理学用語ランキング ちょっと 口癖 プルースト効果とは

第二次性徴とは、思春期にかけて生殖器や体つきに現れる変化のことです。男女で現れる変化は異なり、男児では精巣や陰茎の成長、陰毛の発生、声変わりなど、女児では乳房の成長、陰毛の発生、初潮などが挙げられます。

第二次性徴は、脳の下垂体から分泌される性腺刺激ホルモン(FSH、LH)によって引き起こされます。FSH、LHは、卵巣や精巣で性ホルモン(エストロゲン、テストステロン)の分泌を促します。性ホルモンは、体つきや生殖器の発達、性意識の変化などを促します。

第二次性徴の開始年齢は、男児で10~13歳、女児で8~12歳頃が一般的です。しかし、個人差があり、早ければ7歳頃から、遅ければ14歳頃から始まることもあります。

第二次性徴の変化は、子どもにとって大きな変化です。体つきや生殖器の変化に戸惑ったり、周囲の子どもと比べて自分だけ遅れているのではないかと不安になったりすることもあるでしょう。そのようなときは、両親や教師などの信頼できる人に相談することが大切です。

第二次性徴の変化は、思春期の成長の重要な過程です。子どもが健康に成長できるよう、周囲の大人がサポートすることが大切です。

https://medical.jiji.com/topics/2094