3対1(3:1)の法則とは、心理学者のバーバラ・L・フレドリクソン氏が提唱した、ポジティブ感情とネガティブ感情のバランスに関する法則

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3対1(3:1)の法則とは、心理学者のバーバラ・L・フレドリクソン氏が提唱した、ポジティブ感情とネガティブ感情のバランスに関する法則です。

この法則によると、ポジティブな感情がネガティブな感情を上回るには、ポジティブな感情がネガティブな感情の3倍以上必要であると考えられています。

例えば、1日の生活の中で、ネガティブな感情を1回経験した場合、ポジティブな感情を少なくとも3回は経験することで、トータルの感情のバランスをプラスに保つことができるということです。

3対1の法則は、個人の幸福度や生産性、創造性、学習能力などに関連があるとされており、ビジネスや教育、医療など、さまざまな分野で応用されています。

例えば、Google社では、社員の幸福度を高めるために、3対1の法則に基づいた施策を実施しています。具体的には、社員に感謝の気持ちを表現する機会を設けたり、社員が仕事で達成感を得られるような環境を整えたりしています。

また、教育現場では、子どもたちの学習意欲や創造性を高めるために、3対1の法則に基づいた指導方法が取り入れられています。例えば、子どもたちが成功体験を積むことで、自信や自己肯定感を高めるような指導を行うことで、ポジティブな感情を増やすようにしています。

3対1の法則は、あくまでも一般的な傾向を示した法則であり、個人差や状況によっても異なる場合があります。しかし、ポジティブな感情を意識的に増やすことで、幸福度や生産性、創造性などの向上につながる可能性があることがわかっています。

参考URL:
ポジティブ感情とネガティブ感情の3:1の法則 – 株式会社きらめき労働オフィス ブログ